近年では高齢化社会を迎え住宅を快適な空間にするために、リフォームを行うと言うケースが増えています。また国や地方自治体ではバリアフリーのリフォームを行った際には補助金が出ると言う制度も積極的に行われており、これを利用することで合理的に行うことができるため、その需要も増えているのが実態です。
しかし、単に高齢者が動きやすいと言うだけを考えるのでは、様々な問題が生じます。介護をする側もメリットがあるようなものとすることが重要で、そのために総合的に負担の少ない方法を選ぶことが重要です。最近では様々な建築会社や工務店が、高齢者本人だけではなく介護をする側にも配慮した様々な提案を行っているため、これらを十分に比較し快適な生活を送ることができるものを選ぶことが大切です。
小上がりのある空間のメリット
リビングやダイニングの一角にある少し高くなった空間を小上がりと呼びますが、これがあることで段差を作ることができます。メリットは段差が生まれることでその中に空間ができるので、かさばる者や大きなものを収納することが可能です。またベッドに利用した場合は、その場所に収納することでリビング兼寝室としても利用できるでしょう。空間を仕切ることで別の用途になり、左右だけでなく上下の有効活用という点からも効果的なのです。メリハリのある間取りになるため、部屋にもアクセントが生まれてデザイン的にも特徴が生まれます。例えば小上がる部分をくつろぐ場所として、それ以外のスペースを食事をするためのダイニングキッチンに利用するなどです。